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2015/10/29 (木) 22:09
たいそうなタイトルになっちまいましたが、18日に行ってきた滋賀方面ツーで初めて滑車を使ったロープ引きってのをやってみて、結構その有効性を感じたので詳細を書いておこうと思います。

実は滑車を使ったのは今回が初めてって訳ではありません。
2年ほど前、放置プレイをかました
●バイク崖落ち&引き上げ (2013/01/31)
このときにも使おうとしたんですが、当時準備していた牽引システム

1/3牽引システム+
【写真1】 ●牽引グッズ (2008/09/17)より

この滑車を2個使う1/3システムでは、戻り防止用のタイブロックの操作や、ロープを引く方向に制限されて常にアンカー側に人がいないといけません。
また、このときは自力脱出トライに時間をかけすぎて、体力も気力も時間もほとんど無くなりかけてたので、システム組むのが面倒くさくなって、とりあえず簡易的な1/2システムを組んで引き上げようとしたんですが、引き上げは叶いませんでした。

結局2年前の放置プレイんときは、後日出直しで荷締めベルトを使って引き揚げたわけなんですが、このときの教訓を活かしてその後変更した新しい携行用牽引グッズが、今回初めて実際に使ってみて役に立ってくれた次の【写真2】のシステムです。

滑車&ロープ・プレイの有効性01
【写真2】

以前の牽引システムとの一番の違いは「セルフジャミング・プーリー(滑車1)」を新たに導入したこと。

ソロで引き上げる場合の一番の肝は、牽引ロープの力を緩めたり、手を離したりしたときに引き上げたバイクが勝手にズリ落ちないようにすること。
緩い斜面ならロープから手を離してもバイクは止まってくれていますが、急斜面だとそうはいきません。
たいていの場合、一気に引き上げるのは困難ですから休憩しながら、バイクの状態を見ながら、場合によってはバイクの体勢を変えたりしながら引き上げる必要があります。
そんなときにいちいちバイクがズリ落ちてしまうと、せっかく上げたのが無駄になってしまいます。
そこで以前は「タイブロック」という戻り防止機能を持った器具を用意していた訳ですが、牽引システム新バージョンでは同じペツル社のセルフジャミング・プーリー 「マイクロトラクション P53」ってやつを追加してみました。

これはプーリーに戻り防止機構が付加されたもので、ロープから手を離しても戻らずにその状態を保持してくれる、いわばプーリーとタイブロックが合体したようなグッズです。



このセルフジャミング・プーリーが増えたことにより、滑車2を直接バイク側に固定し、滑車3で方向を変えることで、ロープ長が許せばバイクの横で牽引することが可能となります。
バイクが岩や木に引っ掛かったり、ハンドルやステップが地面に突き刺さったりして動き難い状況にある場合など、バイクを持ち上げながらロープを引っ張るという作業もできるわけです。
今回の牽引で一番有用に感じた大きなポイントがそれでした。
場合によってはバイクを起こして転がしながら引き上げるといった高等技もソロでできちゃうかもしれません。

滑車&ロープ・プレイの有効性02

これは引き上げ途中の休憩時に撮った写真。
手は放しているので「滑車2」と「滑車3」はだらんと垂れ下がっていますが、セルフジャミング・プーリーにかかっているロープだけはバイクを保持するようテンションがかかっているのが分かると思います。

滑車&ロープ・プレイの有効性03

但し、アンカーとバイク間が大きく離れていて、ロープ長が不足して「滑車2」がバイク側に固定できない場合は、以前の1/3システムの【写真1】のように、「滑車2」にタイブロックを付けてアンカー側でロープを引くことになるので、バイクの横にいることはできません。

そして、滑車が三個になった恩恵がもう一つ。

滑車&ロープ・プレイの有効性04
【写真3】

1/3システムでも上がらない場合に備えての “1/5システム” が組めること。
まぁ実際は、摩擦損失やらで滑車の効率ってのがありますから、滑車の数が増えるほど理論値より大きな力が必要になってくるわけですが、レスキュー関連のサイトとか見てると更に倍力な1/7とか1/9システムなんてのも使われるようです。


最後に、私がセルフジャミング・プーリーに感じた問題点を二つだけ書いておきます。
一つは、テンションがかかっているときは戻り防止機構が解除できません。
もっともこの事はセルフジャミング・プーリに限ったことではなく、他の戻り防止機能を持ったものもみなそうだとは思うんですが、ロープを外す場合は、バイクを引き上げきってしまうか、バイク本体を手で少し上げるかしてロープのテンションを緩めなければいけません。

二つ目はお値段です。
クライミング用具は軽量コンパクトで良いんですが、なにせ人命がかかっているので品質が非常に高く、その分高価です。
システム組む手間を問題にしないのであれば、1/3以下のお値段で済むタイブロックを使うか、もしくは今回触れませんでしたが、プルージックというロープの結びで保持する方法があるようなので、そのやり方が一番お安くできるかと思います。
また滑車もカラビナで代用すれば、摩擦による効率悪化はありますが相当お安くシステムが組めますし、


https://youtu.be/ieywKxtMoS8

この動画のようにスリングと組み合わせることにより、割と簡単に1/9システムまで構築できるみたいなので、滑車を使った1/3や1/5と同等の牽引力が得られるかもしれません。

あっ、それとこの手のロープ・クランプ機構付きのクライミング用品は、当然クライミングやレスキュー用のロープを対象にしています。
ホムセンとかで売っているロープなんかでは機能しない場合があると思われるのでご注意ください。


以上、報告終わり。


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【牽引関連記事】
●思いは一級。。。 (2007/09/22)
●牽引グッズ (2008/09/17)
●バイク崖落ち&引き上げ (2013/01/31)
●#151 プチ崖落ち&引き上げツー (2013/02/04)
●ソロ・ツーにおける滑車&ロープ・プレイの有効性 (2015/10/29)
●ロープ牽引の裏技? (2017/07/07)


  


【追記】
こういうグッズが携行できれば、恐らく上記のようなややこしいことはせずとも簡単に引き上げができるんでしょうけどねぇ。
世の中なかなか上手くはいきません。

 

<コメント>

なるほど

こんにちは。
さすがソロのプロですねぇ!(^^)!
今回は、太い木に固定されてますね^_^;
前回のように折れたら最悪でものね(^'^)
自分は1番安いカラビナの装備で行ってます。
今のところ使ったことはないのですが、必要性をヒシヒシと感じております^_^;
まず身体が無事なことが先決ですが必要ですよね(^o^)
マイクロトラクションは必要性を感じます。
せっかく引き上げたのに、みたいなことになりたくないです。
しかし1万円超えますか、ロープの規格も決まってるのしょうね。

>マークファイブ さん

いやいや、枯れ木が倒れたときはほんと冷や汗がでました。w

登山用具は高いからかないませんよね、自分もセルフジャミング・プーリーをポチろうかどうしようか相当悩みました。
家で実験した限りでは、タイブロックでも「滑車1」の位置で逆戻り防止として使う場合には、なんとか操作不要で自動で機能してくれたので、ひょっとしたらセルフジャミング・プーリーではなく、「プーリ(カラビナ)+タイブロック」でもいけるかもしれません。
但し、プルージック等のロープのフリクション・ノットで逆戻り防止をする場合は、滑車に巻き込んでしまうのでNGです。
(カラビナの場合はどうなるか実験してないので分かりませんが)

実は最後の1/9システムのYoutube、牽引グッズを揃えた後で見つけたんですが、最初にこの動画見てたら、ひょっとしたら私もカラビナとスリングだけでトライしてたかもしれません。
安くあがりますもんね。w
一応、今回このYoutubeの1/9システムが組めるよう追加グッズ購入してるので、次回引き上げの機会があって、余裕があれば(もしくは1/5システムで上がらなければ)チャレンジしてみようとは思っています。

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