ストライダーの足跡

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【つぶやき電光掲示板】                 


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2011/05/07 (土) 01:48
videonews.comのマル激トーク・オン・ディマンド 第524回(4月30日)のPart2は衆院議員の河野太郎氏の登場です。
河野氏はこの動画の中でも話が出てきますが、早くから核燃料サイクルについて問題提議をされていて、自民党の中でも異端的存在。
先のPart1で登場した小出氏同様、福島の原発事故以降ネットではにわかに露出率・人気が上がってきています。

ビデオニュース河野太郎1
※本家サイトはこちら

<私的ポイント>
●日本は原発を推進する側の経済産業省の下にその安全を確保する側の
  原子力安全保安院が位置しているという、世界でも例を見ない体制に
  なっている。
  アメリカのNRC(原子力規制委員会)なんかは完全な独立機関であり、
  その指示にはホワイトハウスや国務省でさえ従わないといけない
  独立性と権限を持っている。 (0:28:50~)
●水質汚濁、大気汚染、土壌汚染の問題等、環境がらみの法令は全て
  原発由来の放射能については適応除外となっている。
  故に、環境省や厚生労働省は原発由来の放射能については一切の
  口出しができず、経済産業省(旧通産省)や文部科学省(旧科学
  技術庁)が全てを握っているという、めちゃくちゃな体制になって
  いる。 (0:29:50~)
●日本の電力料金は、電力を生み出すのにかかった原価・固定資産に
  その3%分の利益を上乗せした形で設定されている。
  即ち、リスクの有無に関係なく、投資額が巨大になればなるほど
  利益が上がる仕組み。 (0:37:40~)
●原子力開発が始まった当初は、エネルギー資源を海外に依存する
  のではなく、自国でまかなえるようにするという、純粋に国益を
  考えた目的であったものが、その立地をめぐって生まれる巨大な
  利権が徐々に手段から目的へと変貌し、合理的目的が失われて
  いってしまった。 (0:43:00~)
●そしてその合理的目的に最後のとどめを刺したのが、東電の副社長から
  経団連の推薦を得て自民党から参院議員となった人間が、新エネルギー
  政策をことごとく潰しにかかり、コアの無いガラだけ状態にさせて
  しまった。 (0:46:00~)
  (補足:加納時男氏のことと思われる。)
● “核オプション” の存在について
  核兵器を持つには核実験が不可欠であり、日本ではそれを行う場所が
  無い。
  また、もし核実験を行えたとしても、その後、世界からの核燃料の
  供給が断たれ、原子力開発ができなくなってしまう。
  そして、今の日米関係を考えても日本が核兵器を保有することは
  現実的に不可能と思われる。
  ただ、 “核オプション” という考え方自体は、潜在的妄念の如く
  気持ちを支えるものとして、また原子力開発のコスト的合理性が無い
  ことをごまかす逃げ道として、愚かな政治家の心に潜んでいる
  可能性はある。 (0:56:20)
●日本の心の習慣で悪い部分
  原子力政策の合理性について議論したとき、反論できずに最後に
  推進派が逃げ込んだ場所が、「家族や生活を守るため」 という話が
  前回の小出先生の対談であった。
  日本にはそういう、内在的なものより重要な “超越的価値” を信奉
  するという心の習慣に欠けている部分がある。
  真理、妥当性、合理性の問題や、疑いの無い事に対して嘘をつくこと
  への鈍感さが日本人にはある。 (1:02:00~)

(後半へ続く)
ビデオニュース河野太郎2

<私的ポイント>
●ケネディが10年以内に人類を月へ送り出すと言った。
  決して当てがあった訳ではないのだけれど、号令をかけて皆がそこへ
  フォーカスし、実際に10年かからずにアポロ11号は月へ行った。
  また、アメリカで排ガス規制のマスキー法が発令され、不可能と言われた
  厳しい規制値も、日本のメーカーはクリアすることができた。
  それと同じように、日本も2050年までに再生可能エネルギーで100%
  やるぞ! といった政治的意思を表明することが大切であり、皆の
  力が結集すれば、再生可能エネルギーも飛躍的に伸ばすことが
  できるだろう。 (04:10~)
●ドイツが “フィードインタリフ” というエネルギーの全量全種固定価格
  買い取りを行った際、日本も衆参で超党派の自然エネルギー議員連盟を
  立ち上げて、自然エネルギーによる電力の買い取りをルール化し、法案
  まで作ったことがあった。
  そのとき、与野党の長老や電力がらみの議員、経産省、電力会社が出て
  きてそれを潰しにかかり、急きょ経産省が作成したRPS法により、再生可能
  エネルギーは骨抜きにされた経緯がある。
  そのことにより、当時世界一だった日本の太陽光発電は諸外国に大きく
  遅れをとることになる。 (08:40~)
  ※参考:河野太郎氏のblog 「ごまめの歯ぎしり」
   ~原子力をめぐる不透明さ(2011/3/26)
●日本では原発の合理性について評価する基本情報をメディアが出さない、
  教育も教えない、政治家もシェアしない、知的な基本的データベースの
  シェアが全くできていないので、原発についての合理性や妥当性についての
  議論が全くできない状態にある。 (17:00~)
●3・11の事故以降、ドイツでは地方議会選挙で 「みどりの党」が第二党になり、
  社会民主党とくっつくとほとんどの所で第一党になるという非常にエポック
  メイキングなことが起こっている。
  それに対し、日本では中国地方の例が典型的であるが、原発について懐疑的
  な発言をする議員はのきなみ落選するというように、原発事故の当事国である
  はずなのにほとんど原発問題が争点になっていない。
  これは先にも述べたように、知的なシェアができていないせいで、それを解決
  するには先ずマスメディアを変えていく必要がある。 (17:30~)
●東電の賠償スキームについて
  今回の事故は東電が起こした事故であるから、東電が自分の持つ全ての
  資産を売却して賠償に充てるべき。
  即ち、電力会社の持つ最大の資産は送電網であるから、国がその送電網を
  買い取り、その金で先ず東電は賠償に充てる。
  その他の可能な資産も東電を解体する前提で全て売却し、それでも足り
  ない場合は政府が出て行って対応するというのが筋。
  しかし、現在の政府案は東電が残る前提での賠償案になっている。
  また、東電が直接被害者に賠償する場合は時間が非常にかかるので、
  スピーディに対応させるためにも先ず東電→政府→被害者という風に、
  被害者には政府から賠償金を配るべきである。 (29:30)

  
いいですね。
このアポロの話に例えて、2050年を目標に再生可能エネルギーへ100%以降させるという話は、以前、USTREAMかニコ生で放送されたISEPの飯田氏とのトークライブでも聞いたことがありましたが、非常に前向きで賛同できるいい話だと思いました。

<参考>
●ISEP飯田氏とのトークライブは5月15日にも予定されているようなので、
  興味のある方はご覧になってみてください。
  Ustreamやニコ生で放送されると思います。

<関連記事>
●熊取六人組 (2011/03/28)
●あえて最悪のシナリオとその対処法を考える (2011/03/29)
●原子力のこれまでとこれからを問う(Part1)(2011/05/06)
●京大原子炉実験所 (2011/06/13)
●MBSドキュメント 「映像'11」 (2011/10/24)

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